願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

中華料理屋で語る世界史・遙かなる中国(その2)

 

トロ「注文がまだ来てない」

ば「そうですねぇ!」

トロ「それに、お前の話を聞いていて、いったいどの国が天下を統一したのか知りたくなった」

 

中華料理屋で語る世界史・遙かなる中国(その1) - 願いがいつか叶うまで

 

トロツキー「あれから、202日間注文を待たされているんですけど」

ばふちん「いやーすまないすまない。いろいろあって、食材の用意が遅れたとかなんとか」

トロ「この辺の地域は経済封鎖とかされてんのか!?」

ば「もうすぐあんかけ焼きそばが来るよ~( ^ω^)」

トロ「それに結局、春秋・戦国時代にどの国が天下を統一したか、教えてもらってないじゃん」

 

あんかけ焼きそばが運ばれてきました

トロ「あ、美味しい・・・・・・いままで食べたことのないタイプのあんかけ焼きそばだ」

ば「202日間待った甲斐あった?」

トロ「それはさすがに」

ば「麺が違うんだよ。軽く固焼きにしてあるんだ。だからソース(餡)との混ぜ合せで、風味が豊かになるんだ」

トロ「(食いながら)それで、どの国が中国を統一したの?」

ば「統一したのはだね」

トロ「あ! 始皇帝!」

ば「そうだね。

 でも始皇帝は、はじめは始皇帝じゃなかった」

トロ「?」

ば「もともと秦の王だった始皇帝は、『政』という名前だった。それが自分の国が中国統一に成功すると、自分の称号を、王様から『皇帝』に変えた。

 中国ではじめての『皇帝』だから『始』皇帝なんだ」

トロ「ところで『皇帝』ってどういう意味なの?」

ば「いい質問だねえ! (゚∀゚)

『皇帝』は『光輝く神』って意味だよ」

トロ「ふ、ふ~ん・・・・・・」

ば「始皇帝は、中央からお役人を各地に派遣させ、そこを統治させた。これを『郡県制』というんだ。

 また、貨幣・度量衡・文字の統一をはかった・・・・・・」

トロ「『度量衡』ってなに?」

ば「現代風に言えば、長さや重さの単位のことだよ」

 

ば「これは、始皇帝がサディスティックだった部分なんだけど、『焚書』といって、医薬・占い・農業関係以外の書物を全部焼いてしまい、『坑儒』といって、自分の気に入らない儒学者を生き埋めにしてしまった」

トロ「ひえー((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

ば「思想統制だね」

トロ「始皇帝は、結局なにを目指してたの?」

ば「皇帝権力の絶対化と中央集権体制の確立」

トロ「中央集権体制って何よ?」

ば「それは、このあとの歴史で何度も出てくる『政体』、政治の体制だから、その都度理解していけばいいよ」

トロ「始皇帝と言えば『万里の長城』というイメージだが」

ば「秦の北側に『匈奴』という騎馬民族がおりまして、こいつらが非常にやっかいだったわけです。

 こいつらの侵入を防ぐために、『万里の長城』の建設をはじめたんだね」

 

トロ「秦は、どうして滅んだの?」

ば「急激な統一政策と、対外戦争・土木工事――万里の長城を造るためですね――の負担は人々を苦しめ、秦に対する反感を強める原因になってしまった。

 で、始皇帝も死んでしまう。

 『陳勝・呉公の乱』を初めとする反乱がいろんなところで勃発して、結局、秦は滅亡してしまうわけだ・・・・・・」

トロ「秦は何年もったの?」

ば「たった15年だよ」

トロ「ヒェ~ッ」

 

ば「あ、広島カープの試合が始まった」