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願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

『乃木坂春香の秘密』

 1ヶ月ぶりに電撃文庫原作TVアニメについて書いてみようと思う。もっと期間があいていると思っていたがそうではなかった。まだ2008年の話をしている途中だった。ところで、これまで厳密に時系列順で書いてきた。が、ここからは時系列を乱して作品を紹介していくことになると思うのでご了承願いたい。

 

乃木坂春香の秘密』という深夜アニメを覚えておられるだろうか? 2008年の夏に第一期が始まった。僕は大学2年の夏休みで、いちばん遊べる時期だったので、基本就寝は午前3時、観られる深夜アニメは全部観る勢いだった。

「たしか『乃木坂春香』は木曜だったよな」と思って調べてみたら、やはりtvkでは木曜深夜の放送だった。実は『ToLOVEる』(1期)の裏番組であった。『ひだまりスケッチ』(2期)は観た覚えがあるが『ToLOVEる』1期はない。ということは裏番組である『乃木坂春香』を観ていたということである。

 ちなみに当時僕はTwitterの存在を知らなかった。アニメブログもやっていなかった。どこにたむろしていたかというと、2ちゃんねるアニメサロン板の「作画を語るスレ」や「新番組を評価するスレ」をROMっていたのである。

 そういえば、当時の「新番組を評価するスレ」で、『乃木坂は僕らの仲間!』というコピペが投下されまくっていた記憶がある。言わばあれはステルスマーケティングだったのだろうか。

 脱線すると、ステルスマーケティングのような売り方は別にアニプレックスが始めたのではなく昔からある手法で、『魔法先生ネギま!』の主題歌「ハッピー☆マテリアル」を購買する運動は某広告代理店の仕掛けだった、というのが当時の常識だった。たぶん電通だったと思う。AKB48をのし上がらせたのも電通の仕掛けと言われている。

 話を戻すと、なぜ『乃木坂は僕らの仲間!』だったのか。作品タイトルによく眼を凝らしてほしい。『乃木坂春香の秘密』とはなんだろうか? 「乃木坂春香」がヒロインの名前であるかは見当がつくだろう。それでは彼女の「秘密」とはなにか。

 いまだに生存している公式サイトを参照すると、乃木坂春香のキャラクター説明には「容姿端麗」「才色兼備」「深窓のお嬢様」という言葉が踊る。ひとことでいえば、スペックの高い金持ちのお嬢様である。ただし声優の名前とキャラクターの意匠を見ればわかるように、高飛車の反対である。おっとりとしたお嬢様である。それではこのお嬢様の「秘密」とはなんなのか。

 ところで2010年代からアニメに入った層は、能登麻美子の全盛期をたぶん知らないのだろう。いや、たしかに今でも能登麻美子の仕事量は落ちていない。ただ、成人女性役が主になった。例えば早見沙織の母親役をやるなどということは2008年当時あまり考えになかった。ちなみに能登麻美子は10年以上前から「母親役のメインキャラ」を経験している。たしかに成人女性役を担当することも多かった(釘宮理恵はほとんど成人女性役を担当しなかった。ここに能登と釘宮の違いがあると思う)。しかし、10代の少女役を担当することも多かった。さらにいえば少年役も幼女役も担当していた。ナレーションもやっていた。つまり何でもかんでもやっていたのである。ちなみに僕が初めて能登麻美子を知ったキャラクターは『スクールランブル』の塚本八雲である。

 で、乃木坂春香は女子高生の役である。非常に彼女のパブリックイメージに近い演技だった。いま、「しょぼいカレンダー」でこのアニメのキャスト欄を見ている。いろんな意味で涙腺を刺激させるものであった。

 さてこのお嬢様「乃木坂春香」の「秘密」とはなんだろうか。

 

 

 

 

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 つづく