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願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

ブロガー歴10年目、でもーー

お題「ブログをはじめたきっかけ」

 

 実は、はてなのお世話になって10年目である。最初ははてなダイアリーからのスタートだった。idも今とは違っていた。偶然膝下にロラン・バルトの『物語の構造分析』が転がっていたので、barthes(バルトのフランス語表記)+バルトが死んだ1980年ということで、barthes1980というidにした。

 一寸、ダカールで演説するシャアの気分である(分かる人には分かる)。

 ある先輩に勧められてはてなダイアリーを始めた。「なんでも好きなことを書いて下さい」と言われた。できるだけ日記スタイルで書こうとした。

 でも、その頃、僕の頭の中の容器はカラッポだったから、じきに何も書くことがなくなった。実のある文章も書けなかった。同級生に「お前のブログ大したこと書かれてないよな」と言われた。事実なので、特に腹を立てもしなかった。

 

 2010年からTwitterを始めた。これは面白いぞと思った。僕は自分を売り込んだ。こんなツイートが流れてきた。「今期のテレビアニメのレビューを募集しています」。僕は『オオカミさんと七人の仲間たち』というアニメに対する低評価が許せず、募集に応じ、『オオカミさんと七人の仲間たち』に10点満点をつけた。

 ただ、僕の想像と違ったのは、志願したサークルが主にFC2系ブログの集まり(ウェブリブログの方も居られたが)であったことで、はてなダイアリーオンリーだった僕は明らかに異種混合物であった。

「腐ったミカンの方程式」という言葉が流行ったのを知っている世代はもうおっさんなのだろう。これは『3年B組金八先生』が初出のいわば……バズワード(?)である。どういう意味かというと、ミカンがたくさん入っている箱にひとつだけ腐ったミカンを入れると、全部のミカンが腐ってしまう、こんな原理だ。ドラマの放映時は校内暴力がBUZZって(?)おり、不良分子を「腐ったミカン」に例えるのもそれなりに説得力はあった。

 俺が気づかなかった致命傷。それは、俺が志願したサークルにおいて、俺が「腐ったミカン」だったということだ。他のミカンを腐らせないためにはどうする? 答えは決まっている、「腐ったミカン」を駆除するしかない。

 

 サークルを追放された僕は、はてなダイアリーを独力で伸ばそうとした。だが、初めてBUZZった記事のはてブコメントの辛辣さに耐えきれず、リアルで胃を悪くした。同人誌からも戦力として依頼は来るには来ていた。だが、それも今は昔であり、自分の尊敬していたアニメクラスタのアカウントをブロックしたりリムーブしたり、自分と関わりがわりと深かったアニメクラスタのアカウントをブロックしたりリムーブしたりミュートしたり~の繰り返しで、ほとほと疲れ果ててしまった。

 

「改名」の機運が高まってきた。前から「ばると」でエゴサーチしても同名の別のアカウントの方が何人もいたし、1980年生まれと勘違いされることも何回かあった。僕はロシア文学専攻だったので、bから始まり、より自分と関わりが深いbakhtin(バフチン)と1988(自分の生年)の組み合わせで「bakhtin1988」と改名した。そしてこのブログ「願いがいつか叶うまで」を作った。あれから一年はとうに過ぎた。