願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

『ディバインゲート』の第1話を観て考えたこと

ばふちん「本当は、素材が『ディバインゲート』でなくてもよかったのだけれど。

 それでも、『ディバインゲート』の1話を観て、改めて考えさせられて、あたまの中で実を結びかけてることがあったので」

文学青年プーシキン「なんだい、それは?」

ば「アニメの『演出』に関することだね。

 実はね、ぼく最近、毎週水曜日に映画館に行ってるんですよ。といっても昨年の秋からだから、ほんとうに最近--行かない週もあるし。

 なんで毎週水曜日かって言うと、その映画館は、毎週水曜日が料金が安くなるんです」

プーシキン「なにか、きっかけがあったの? 映画館に行くきっかけが」

ば「いや、『演出』を勉強するにはさ、やっぱり実写映画観ないとって思うじゃないですか。

ディバインゲート』の1話を観ていても、おぼろげながら、『ああ、ここが【映画的手法】【実写的演出】なんだな』って思うところがあるんだよ。

 エイゼンシュテイン君(33年ぶりの現代大河は「オリンピック」 - 願いがいつか叶うまで で登場)だったら、もっとそういう【映画的手法】【実写的演出】について、知識をフル動員して語ってくれると思うんだけど」

 

映画館に行くときの「ばふちんルール」

ば「で、『自分ルール』を設けたのよ。1:アニメ映画は観ない。2:洋画を観る。 3:大きなハコ(劇場)には行かない。

 3つめ(大きなハコには行かない)は、わりとどうでもいいかもしれない。なぜなら、自分が行ってる映画館はミニシアター系統だったと思うから。

 題材は吟味して選んでる。アクション超大作よりも、人間ドラマみたいな? ーー派手さはないけど、人間が描かれている--そんな映画を好んで観る。あと、上映時間は短いほうがいい」

プー「なぜアニメは観ないのさ」

ば「だってアニメ映画を選択すると、ほかの映画が観られなくなるじゃん。千円札だって死活問題だよ。

 そういう予算的な問題もそうだけど、どうも実写映画のほうが題材が豊富な気がする、と」

プー「なんで洋画に限定してるの?」

ば「『当たりを引く確率が邦画よりも高い』と思って--」

プー「ふーん、行き当たりばったりな面もありますなあ」

ば「それは言わないで」

 

「目的を他において芝居をしてほしくない」

ば「ただね、もともと俺は映画館というものにあまり縁がなかったから、『俺は”手段”として映画を観ているんではないか』? という思いにかられることがあるんだよね」

プー「それは『演出の勉強』として映画を”手段”にしているってこと?」

ば「そう。それもあるけど、映画で育ってきた人間ではないから、どうも映画館まで行くのにモチベーションが上がらないというときがあるんだよね。

 あのね、以前に、とある大御所声優が、演劇活動をしている若手声優に対してこう言ったことがあるらしいんですよ。『目的を他において芝居をしてほしくない』と。

 つまり、自分の演技力のスキルアップとして演劇活動を踏み台にしてほしくない、と。そんな趣旨だと思うんだけどな」

プー「なるほど、君は、『目的を他において映画を観ている』と? 『アニメ観察眼を養うために映画を”道具”として使っている』と?」

ば「そうそう、そこなんだよな」

 

”手段”が”目的”になる

プー「ふーむ、でもね、”手段”が”目的”になることもあるんだよ」

ば「(´・ω`・)エッ?」

プー「僕はね、高校時代に、『物書きになろう』と決意したんだけど、物書きになるなら、本読むしかないだろ~ と思って、真剣に読書を始めたんですよね。

 いま思えば、単純な思考回路だったんだけどね。

 まぁ最初は、”手段”として本を読んでたんですよ。

 ただ、高校を卒業して、大学も卒業して、いまは読書自体が”目的”になっている気がする」

ば「どういうことだ、それは」

プー「本を読むのが面白くて仕方ないんだよね。

 そう心から思えるようになったのは、ここ数年のことなんだけど。

 つまり、『文章の勉強をする』という動機で、最初は”手段”として読んでいた本が、いまはそれ自体が愛すべき対象物になっている、”目的”になっている。

 ばふちんくんの場合は、まだ映画を”手段”として観ている段階なんだよね」

ば「うん」

プー「でも、映画を観続けていたら、映画鑑賞それ自体が立派な”目的”になってしまうかもしれない。

 もっとも、ばふちんくんの場合は、ちょっと不純な動機かもね。映画作るために映画観るわけじゃないでしょ?」

ば「たしかに、制作者側には回らないと思うな」

プー「もしアニメの観察眼を養うために他のなにかを”手段”にするなら、映画の他にも、いろいろ方法があるんじゃないの?」

ば「そうかねえ」

プー「映画館まで行くのが億劫なんだったら、無理して行く必要はない気もするよ」

ば「じゃあ映画以外の方法ってなんだろう」

プー「それは自分で探すしかないよ」

ば「(´ε`;)ウーム…」