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願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』

 僕は、良いOPがアニメを観るきっかけになってもいいと思う。というのも、このアニメを観続ける動機になったのが、OPが良かったことだからだ。たとえ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のOPとコード進行が同じだったとしても、OP映像の最後のカットがあからさまに『俺妹』を意識していたとしても。

 アニメを観るきっかけは沢山ある。強烈なOPをたまたま見て、次回を観てみようと思うこともあるだろう。まぁ主に自分のことだが……。個人的に、ひと昔前のことだが、動画サイトに転がっていた色んなアニメのOPを観て、アニメにはまっていったということがあった。だから、OPだけやたら詳しいアニメというのが異常に多い。もちろん動画サイトに転がっていたアニメOPというのは、違法アップロードされたものだ。だから邪(よこしま)な手段でアニメに入っていった面もある。そのことを否定はしない。でも、どうせなら合法的な手段で大画面でアニメのOPを観てみたいものだ。例えば東映アニメーションは、自社作品(ただし80年代まで)のOP集を市販している。

 

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  これを僕は第3巻まで全部見た。第3巻に関しては所有していたこともある。「OP観るなら本編観ろ」とたしなめられるかもしれない。僕は、OPを観返すことで本編を観る時間を犠牲にしたことの埋め合わせを、これから何年かけてしていくのだろうか?

 

ねじれ現象 

 ところで、『ネトゲ嫁』の話。異能が出てこない学園ラノベというのは、ひと昔前は珍しかった。ネトゲのシーンはファンタジーじゃないのかというツッコミは置いておこう。回を進むごとにネットよりもリアルに対する比重が強まっているように思う。

 僕はこのアニメに出てくる高校生よりも、猫姫先生に近い世代だと思う。つまり、英騎やアコたちは、僕より一回り下の世代、といったところだろうか。僕が高校生だった時代と、変わっていないところもあるし、変わったところもあるだろう。

 ところで、僕が「ネットゲーム」という概念を初めて意識したのは、『ファンタシースターオンライン』(2000年)だったと思う。そして『ファイナルファンタジーXI』(2002年)がオンラインゲームとしてリリースされるということは、大きな話題になった。『RAGNAROK THE ANIMATION』(2004年)『メイプルストーリー』(2007年)『アラド戦記 〜スラップアップパーティー〜』(2009年)など、その後ネットゲームは何度かアニメ化されている……。

 で、お気づきのように、↑で挙げたタイトルって全部2000年代なんですよね。ネットゲームの全盛期はいつだったのか。『艦隊これくしょん』というビッグタイトルが徐々に下り坂を歩み始めている現代。ただ、『ネトゲ嫁』に出てくるオンラインRPGは『艦これ』のようなゲームの性質とは当然全く違うものだ。僕はオンラインRPGをやったことがない。ただ、『ネトゲ廃人』という言葉が騒がれたのは、2000年代のことではなかったか?

 要するに、「ネトゲ世代」よりも一回り後の世代であるはずの英騎やアコが、2000年代型(?)のネトゲをプレイしている。そこに奇妙な「ねじれ」があるように思いますがどうでしょうか?