願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

『ばくおん!!』

 今年3月31日、船橋オートレース場が廃止になった。近年、公営競技施設の閉鎖が相次いでいる。ただ、それは主に競輪場と競馬場の話であった。僕はオートレースという競技のことはよくわからない。だが、ほかに伊勢崎・川口・浜松・山陽・飯塚しか場がないオートレース場の一角が欠けることは、相当の痛手だったろう。「ついにオートレースにもメスが入ったか」というのが率直な感想だった。

 

『ばくおん!!』において、来夢先輩がオートレースの車券を買って部費を稼ぐ、という描写がある。そのオートレース場は、たしか船橋オートだったかもしれない。放映当時は、オートレース場が出てくるだけでタイムリーなことだと思っていた。

 来夢先輩は留年を繰り返しているので車券を買える。校長先生がバイク部にいたころの先輩というおかしな設定で、当の校長先生といえば、文化祭でオートレースを模した競技(賭けあり)を開催……頭おかしいんちゃうか、と感じられるキャラが、このアニメ、意外と多い。

 

 船橋オート廃止直後に『ばくおん!!』が放映されるとは、数奇な運命、といったところか。決して偶然ではないように思う。僕はレース系のアニメが好きだ。『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の頃から好きだ。『弱虫ペダル』も非常に面白く観させていただいた。『ばくおん!!』はレースが主題ではないし、出てくるのはオートバイだが、今期『ろんぐらいだぁす!』を毎週録画予約するようになったように、僕は二輪車というものにロマンを感じているのかもしれない。