願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

『この美術部には問題がある!』

 僕はTBS木曜深夜枠が好きだ。

http://bakhtin1988.hatenablog.com/entry/2016/12/01/225751

 で触れたような「1クール速攻系萌えアニメ」が多数供給されてきた枠である。↑の記事でも断っておいたように、決して僕は「1クール速攻系萌えアニメ」を侮蔑の意味で用いているのではない。むしろ、好きだ。前回の『あんハピ♪』のところで述べたように、僕は最終回までアニメを観切ることが少ない。だがしかしこのTBS木曜深夜枠は別。言わば観終わったアニメの数を、この枠で稼いでいるようなものだ。TBS木曜深夜枠は、僕にとってもっとも親しみやすい枠だ。

 

この美術部には問題がある!』は、1クール速攻系萌えアニメとは微妙にニュアンスが異なる。しかし『この美』もあっさりと僕は最終回まで観終えてしまった。

 

ブコメではなく、コメディ

 このアニメはコメディである。宇佐美さんが内巻くんに片想いしているという「前提」はあるけれど、ラブコメの域に達していないと思う。そこの微妙な塩梅が、このアニメの魅力になっているのだ。

 実はアニメを観て、原作漫画に興味を持った。読んでみようかなと思った。そして、「こんな漫画が眠っていたのか!」という驚きがあった。2010年代に入って、漫画の情報に疎くなった。だから原作漫画のことなんてつゆも知らなかった。加えて、電撃レーベルから出ているという点についても驚きがあった。たぶん、スタッフの漫画からアニメへの落とし込み方も上手だったんだろう。

あまりにも老けた部長

 コレット、伊万莉、夢子先生、かおりなど脇役もしっかり仕事をしているが、僕が注目したいのは美術部の部長だ。このアニメは中学校が舞台であり、部長は3年の男子中学生である。しかし、外見は、どう見ても大学生ぐらいに見える。

 主要メンバーが中学生に見えないアニメで真っ先に思い出すのが、『そらのおとしもの』(2009年)だ。あれは主要メンバーがみんな高校生に見えて、実際は中学生だったのだが、『この美』の場合部長の外見「だけ」が浮いている。

 なぜ、部長「だけ」を中学生とは思えない外見にしたのか、その意図はわからない。夢子先生よりも老けて見える。部長は部室でいつも寝ているが、僕も1日の半分は寝ているので、そこは共感が持てる。それはそうと、部長の老けっぷり、浮きっぷりは強く印象に残った。