願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

中華料理屋で語る世界史・遙かなる中国(その1)

友よ、

友よ、中国はあまりにも遠い。

村上春樹中国行きのスロウ・ボート」より) 

 

ばふちん「今日は中国地方の某中華料理屋に来ています」

トロツキー「(憮然として)……」

ば「なに?」

トロ「中国の歴史語るから中国地方って、完全にオヤジギャグじゃねえか」

ば「それは意図的に」

トロ「それにさー、おれがいちばん納得できないのは、中華料理屋に舞台を変えるんだったら、寿司屋の板前じゃなくて、もっと中国的な名前のキャラを出すべきじゃないですか?」

ば「誰に向かって言ってんの?」

トロ「メタ発言

 

ば「さて、中国4000年の歴史とは言いますが、実際はもっと長いですね、紀元前6000年頃にはもう農業が始まっています。

 でも現在確認されている最初の王朝は前16世紀頃の『殷』です。

 ここらへんは考古学的な話が多分に含まれるので軽く流して行きましょう」

トロ(そんなんでいいんかいな……)

ば「さて、トロツキー君、殷はどの国に滅ぼされたか知ってますか?」

トロ「ゲェーッ! 唐突な質問!!」

ば「答えられない!

 正解は、『周』!!」

 

ば「といっても周の勢力は華北(中国の北部)だったけどねん。

 周については『封建制』っていう最重要なテーマがあるけど、めんどくさいから後日に回して、先を急ごう」

トロ「お前今日は先を急いでばっかりだな」

ば「はい! 周辺民族の圧力などにより周は弱体化し、都を鎬京から洛邑に遷都します!

 そうです、そうなんです! 春秋・戦国時代の到来です!!」

トロ「ああ、孔子とかの時代?」

ば「いい発言ですねぇ!

 でも諸子百家についてはいろいろめんどくさいから後回しにして、先を急ぎましょう!!

 桓公とか文公とか有力諸侯(まぁ大名みたいなもの?)が勢力を増し、『覇者』になる。これが春秋時代です。

 そして有力諸侯が乱立して周からの独立性を増し、いよいよ戦国時代が訪れます。日本にも16世紀に戦国時代がありましたねぇ!

 とくに最強の7つの国(秦・斉・燕・楚・韓・魏・趙)のことを『戦国の七雄』と言います」

トロ「(憮然として)……」

ば「なにかご不満でも?」

トロ「注文がまだ来てない」

ば「そうですねぇ!」

トロ「それに、お前の話を聞いていて、いったいどの国が天下を統一したのか知りたくなった」

(続)