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願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

NHK紅白歌合戦についての往復書簡 その4 「シクラメンのかほり」

シベリウス先輩へ

 

 引き続きショスタコです。

 僕は昔、「布施明の『シクラメンのかほり』は地味な曲で、正直どこが良いのかわからない」と先輩に言いました。その時先輩は何も言わずに苦笑いしていたと思います。

 ですが、この歳になって、ようやく「シクラメンのかほり」という70年代歌謡の代表曲の”味”がわかったような気がします。

シクラメンのかほり」。作詞/作曲:小椋佳。1975年、日本レコード大賞受賞。

 しかし、紅白ではトリ前(最後から二番目)での歌唱であり、白のトリは五木ひろしの「千曲川」でした。

 そういえば75年の紅白は、白のトップバッターが細川たかしで紅のトップバッターが岩崎宏美、特に白のトップバッターが細川たかしというのは想像しづらいと思っていたら、2005年にまたトップバッターを務めてしまいました。しかも歌った曲は、前回テーマにした「北酒場」……。

 

シクラメンのかほり」に話を戻します。

 なぜ「シクラメンのかほり」について書いているかというと、前回触れた「お坊さんが選んだ 実は仏教の心を歌っている-冬の名曲ベスト20」でこの曲が9位だったんですね。

 ほかにも、「冬のリヴィエラ」、「氷雨」、「越冬つばめ」など、紅白歌合戦で歌われた楽曲がけっこうランクインしていたんですよ。

 

 で、「シクラメンのかほり」がトリ前だった75年紅白では、細川たかし岩崎宏美がトップバッターで、これまた前回岩崎宏美の「聖母たちのララバイ」の話をしましたけど、「聖母たちのララバイ」にしても、「シクラメンのかほり」とどこまで通じる要素があるかはわかりませんが、”味”な曲でした。

 

 布施明は、2000年代紅白の常連だったんですよ(2002年だけ欠場)。だから僕たちゆとり世代にも結構馴染み深い歌手だったりするんです。

 仮面ライダーの主題歌も歌ってるしね。

「歌がうまい男性歌手」といえば、布施明、という印象は、結構若い人にも浸透しているんではないでしょうか。

 

                       ショスタコ