願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

『魔法少女リリカルなのはStrikerS』

彼は言う、

「田舎者だった僕は、『魔法少女リリカルなのは』の存在自体知らなかった。大学のアニメサークルに行くと、みんな『魔法少女リリカルなのは』を知っていて、好きだった。ついていけないと思うと同時に、自分がアニメの片面しか知らないことに気づいた。

魔法少女リリカルなのは』、1期は、ネット上でもさほど話題にならなかったようだ。ところが2期の『魔法少女リリカルなのはA‘s』において、2ちゃんねるアニメ板のスレ数は飛躍的に上昇している。いったい何があったのだろう。

 現実は連続体で、2007年に突然アニメの歴史が始まったわけではないから、当然2007年以前の「前提」を受け入れないといけない。『リリカルなのは』だけではない、例えば2007年春公開の「電撃文庫ムービーフェスティバル」とか、僕は劇場に行ったけれど、ほんとうは『灼眼のシャナ』『キノの旅』『いぬかみっ!』それぞれの作品の知識を前提として仕入れていなければいけなかったんだ」

 

しかるに3期『魔法少女リリカルなのはStrikerS』は主人公が一枚岩ではなかった。

 

「明らかに想定される主人公は、高町なのはではなく、スバル・ナカジマだった。それならば世代交代をもっと全面に押し出してもいいのではないか、という疑念が最後まで残った。けっきょく高町なのははスバルやティアナを教育することで満足してしまった」

 

魔法少女リリカルなのはStrikerS』では、大量に美少女が登場する。ところが彼は、去勢された男性キャラたるユーノ・スクライアを、高町なのはとの関係から眺めてみたいという。

それは、裏返せば、高町なのはユーノ・スクライアを「どう見ているか」という危ない領域にも踏み込む。

 

(この項つづく)