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願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

NHK紅白歌合戦についての往復書簡 その1 1978年の「改革」

シベリウス先輩へ

 

 どうもショスタコです。最近自分が生まれる前の日本のヒット曲(流行歌?)を漁っているのですが、そういえばおれは昔NHK紅白歌合戦に凝ってたなあ、とか、そういうことを想い起こしました。たしか半年以上前に、自分の「紅白オタク」をカミングアウトしてしまった筈です。

 

参照:http://bakhtin1988.hatenablog.com/entry/2016/02/11/113020

 

 といっても最近は紅白も観なくなりましたねえ。というより大晦日にTV自体観なくなりました。

 僕は、ネット環境さえあれば、TVは別にいらないという考え方にシフトしつつあります。だって年末年始特番観るよりTwitterやってたほうが楽しいもんね。まぁそれはいいとして、自分が最後に観た紅白は、なんと2006年(第57回)だったようです。白組司会が中居正広で、紅組司会が仲間由紀恵でした。覚えておられるでしょうか? DJオズマが盛大にやらかして三宅アナが番組中に謝罪したあの紅白です。でも前年(第56回)よりはマシだったかもしれないな。

 だって、2005年のは、紅白を改革しようとして盛大にスベったっていう共通認識が出来てるじゃないですか。ハッピー☆マテリアルとか色々ありましたねえ。思うに、2005年紅白は民放的な演出に寄り過ぎたのではないでしょうか。覚えておられるでしょうか? WaTの歌唱時にマイクが倒れたという、あの有名な放送事故を。僕はあれはヤラセだったと思っています。真相は藪の中であったとしても……。

 

 ようやく本題に入ろうと思います。紅白という番組は、改革を繰り返してきた番組です。司会者を変えたり、歌手を変えたり、曲順変えたり、曲目変えたり、あるいはコンセプト自体をまるごと変えてしまったり(例:1982年「名曲紅白」)。

 1978年(第29回)も改革紅白でした。どこを変えたかというと、一言でズバッと言ってしまえば、山口百恵沢田研二をトリに抜擢したという事実。八代亜紀山口百恵五木ひろし沢田研二ですからね、ギャップが凄いですよこれは。

 ただ、山口百恵は神格化されていますが、沢田研二山口百恵に釣り合って大トリを取るということが、どうもゆとり世代の僕には腑に落ちんのです。

 たぶん、ジュリーの凄みというのは、同世代を生きた人間にしかわからんのではないでしょうか。

 それにしても、山口百恵の『プレイバックPart2』こそ今でも頻繁に参照されますけれども、対する沢田研二の『LOVE (抱きしめたい)』って、これはどんな曲なんでしょうか。

 ジュリーの前年の歌唱曲が『勝手にしやがれ』、翌年の歌唱曲が『カサブランカダンディ』なので、この『LOVE(抱きしめたい)』という曲の印象が、余計に薄くなっているのです。

 

 78年は紅組の司会が森光子に変わりました。それまで佐良直美が4年連続司会だったんですよね、僕より下の世代は「佐良直美って誰だよ!?」って反応すると思うんですけれども、大丈夫です、ゆとり世代の僕も、名前しか知りませんから。

 森光子は1962年にすでに紅組司会を経験しています。気の遠くなるような昔ですが、森光子はけっきょく通算3回紅組司会を担当しました(62年、78年、84年)。けっこう節目節目の局面(おもに78年と84年)で司会を引き受けているというか、まぁ84年は予期せぬ事態によって永遠に語り継がれる回になったわけですが(ある意味、ね)、はい……。

 

 出場歌手について。

 Wikipediaを丸呑みしながら書いておりますが、やはりピンク・レディーの出場回避が大きなトピックスでしょうか。出ていたら確実に『UFO』を歌っていた? カップ焼きそばのステマNHK側が受け取らなければ……。そうそう、山口百恵はちゃんと「真っ赤な”クルマ”」って歌っていました。この眼で確かめましたよ、NHKアーカイブスまで出向いて。まぁそれはいいや。

 三橋美智也が落選しました。これは大変なことだと思うよ。かつては男性歌手として美空ひばりと張り合う存在で、事実白組のトリも4回も担当してるし。「3M」ってご存知でしょうか? 三橋美智也・村田英雄・三波春夫でございます。村田英雄と三波春夫はこのあともしばらく紅白に出続けるんですが。さぞかし落選は悔しかっただろうなあ。

 初出場は、紅組が榊原郁恵・芹洋子・庄野真代・サーカス・渡辺真知子中原理恵、白組が角川博・ツイスト・さとう宗幸原田真二でありました。

 

 ニューミュージックのコーナーがあったんですよ。

 新しい音楽だということで、映像も実験的な演出になっておりました。機会があったらツイストが歌ってる時の映像とか観てみてください。

 庄野真代・ツイスト・サーカス・さとう宗幸渡辺真知子原田真二 が、まぁ言葉は最悪ですが「いけにえ」にされたわけです。

 いけにえ、とは物騒だな、って? 確かにそうですね。ここの部分は完全にうろ覚えで書いているんですが、昔、紅白歌合戦の詳細が全部書かれているサイトがあったのですよ。もうそのサイトの名もうろ覚えだけれど。で、78年の項で、

 

司会者「ニューミュージックはどうでございましたか」

審査員「よござんした」

~一同、礼!(パチパチパチ)~

 

というような一幕が、どうもニューミュージックのコーナーであったようなのです。僕が「いけにえ」と言っているのはこの点でして、不都合なことがあれば訂正しますが、当時の世良や原田にしてみれば、どうしても不本意な経験だったのではなかっただろうか、と後追い組のわたくしは感ずるわけです。公共放送の認識なんてそんなものですか?

 

長くなったので一旦ペンを置きます。

 

                         ショスタコ