願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

寿司屋で語る世界史・大航海時代の巻(3)

トロ「誰だよ、『もっと楽な方法』を考えた人って。

 ーーあ、もしかしてコロンブスか?」

ばふ「そうだよ」

トロ「昔『コロンブスのゆで卵』って番組あったよな。TBSで。紳助が司会でさ」

ばふ「世代がバレるぞトロ坊……。

 まぁ、クリストファー・コロンブスは、大航海時代でいちばん有名な人物だよな。

 コロンブスジェノヴァ生まれだ。ジェノヴァは現在はイタリアの主要都市。でも、当時はイタリアの統一がまだだったからな」

トロ「(´・ω・)エッ?」

ばふ「いや、イタリアは19世紀まで統一されなかったんだよ。

 もっと正確に言えば現在のイタリアって国は19世紀にできたんだよ。

 ドイツって国ができるのも19世紀だよ」

トロ「( ゚Д゚)ハァ!?」

ばふ「いや、事実がそう物語ってるんだから。

 ココらへん(イタリアとドイツの統一)は個人的に西欧史でいちばん面白いところの1つなんだがーー」

トロ「コロンブスの話じゃなかったのか」

ばふ「話をコロンブスに戻そう。

 スペインは、ポルトガルの好敵手だった。でも、バルトロメウ・ディアスヴァスコ・ダ・ガマの活躍によりポルトガルが貿易の覇権を握り、スペインは出遅れてしまった。

 スペインの女王イサベルは、ジェノヴァコロンブスを抜擢して『インド』に向かわせようとしたんだ。

『インド』っていっても、この時代の西欧人にとって、インドより東ーーたとえば中国も、日本もーーは『インド』という呼び名で一緒くたにされるものだった。

 如何にインド以東が未知の領域だったががわかるね」

トロ「黄金の国ジパングってやつか……」

ばふ「そういうこと。

 で、さっき君は、アフリカ大陸をぐるっと回ってインドに向かうのは大回りすぎないか? って言ってたよね」

トロ「ああ」

ばふ「コロンブスは、ヴァスコ・ダ・ガマとは逆。大西洋をひたすら西に向かうほうがインドへの近道じゃねーの? って思ってた」

トロ「あれ!?

 でも、それってありえなくね。大西洋を西に進めば、アメリカ大陸に着くのが当たり前だろ」

ばふ「そうだよ。でも君の言ってるような常識は15世紀にはなかった。

 コロンブスの考えを補強したのが、フィレンツェ天文学者であるトスカネリだった。

 トスカネリの説は、地球が球形であるという点に関しては当たっていたな」

トロ「フィレンツェって、フィオレンティーナの本拠地か」

ばふ「セリエA?」

トロ「そう」

ばふ「ジェノヴァフィレンツェもイタリアだからねえ。コロンブスとトスカネリには通じ合う何かがあったのかもしれんね」

 

ばふ「結局コロンブスがたどり着いたのは、西インド諸島サンサルバドル島だった。でも、『西インド』諸島って名称も、西欧人からみた名称だよね……」

トロ「そうか、コロンブスも征服者のひとりなんだな……(´・ω・`)」

ばふ「コロンブス達がやったことは偉大だと思いますか、それとも残虐だと思いますか、読者の皆さん」

トロ「唐突なメタ発言やめれ

 

トロツキー4皿目:玉子

ばふちん4皿目:明太マヨ軍艦

 

(つづく)