願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

寿司屋で語る世界史・大航海時代の巻(1)

諸事情によりばふちん君とトロツキー君が格安回転寿司に来ていました

 

トロツキー「これは寿司屋じゃないな」

ばふちん「まぁ、デザートとかお肉の寿司とかあるしな・・・

 値段相応ってところだろ、回らない寿司と比べれば」

 

トロツキー1皿目:炙りしめ鯖

ばふちん1皿目:中トロ(1貫)

 

トロ「いきなり中トロ頼みやがったな!」

ばふ「え? だめなの?」

トロ「いや、まぁいいんだけど」

 

山川 詳説世界史図録

山川 詳説世界史図録

 

 ばふ「最近『近世』に興味があるんだよね」

トロ「『近世』っていつ頃なの」

ばふ「高校時代に面白い世界史の先生がいたんですよ」

トロ「うん・・・」

ばふ「で、その先生に、『近代ってルネサンスからなんですか』って訊いたら、『いいや違うね、フランス革命からだね』って」

トロ「へぇ」

ばふ「具体的にいうと、ヨーロッパでは、大航海時代や、ルネサンスや、宗教改革が起こった時代が『近世』なのだと思うのですよ。

 まぁ、歴史なんて数珠つなぎみたいなものだけどね」

トロ「どういうこと?」

ばふ「因果関係じゃん。フランス革命にしても、フランス革命を準備した何かがあるわけじゃないですか」

トロ「『絶対王政』ってやつか?」

ばふ「その『絶対王政』にしても、それを準備した何かが必ずあるはずなんですよ。

 歴史のある一部分だけを切り取りたくはないといまは思うね」

トロ「うん・・・」

 

トロツキー2皿目:紋甲イカ

ばふちん2皿目:天ぷらの軍艦

 

ばふ「で、大航海時代なわけですよ」

トロ「『ワンピース』だなぁ、『大航海時代』っていうと」

ばふ「ワンピのことは最早わからないけどね」

 

ばふ「マルコ・ポーロって知ってるだろ」

トロ「流石に知ってるよ」

ばふ「『東方見聞録』って本があるわけですよ」

トロ「それぐらいは知ってるな」

ばふ「『東方見聞録』みたいな本なんかによって、西洋人のアジアに対する関心が高まった。

 誤解を恐れず言うならば・・・ヨーロッパよりも、アジアのほうが文明が進んでいたんだよね、この時期」

トロ「ふぇぇ」

ばふ「特にイスラム圏なんかは先進的だったようだね」

 

 

マルコ・ポーロの見えない都市

マルコ・ポーロの見えない都市

 

 ※イタリアの文豪・カルヴィーノの代表作のひとつ

 

ばふ「でも、西洋でも技術が進歩してきていて、遠くの海まで航海ができるようになったんだ。

 で、この時代はね、”コショウ”が凄く西洋人にもてはやされてたんだよ」

トロ「コショウって、調味料のコショウだよな?」

ばふ「そうだよ。

 だんだんヨーロッパ人が肉食を始めるようになって、お肉を保存するためにコショウが珍重されるようになったのさ」

トロ「俺らは、『塩・コショウ』って言って、当たり前に料理に使ってるけどな・・・。

 コショウが垂涎の的だったんだな」

ばふ「そういった香辛料はアジアにあった。だから、ヨーロッパ人はそこを狙おうとしたのさ・・・」

 

(つづく)