願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

深夜アニメプレイバック10・1999年その2『To Heart』の企画意図は?

やこぶそん「アニメの企画経緯を考えるって大事だよな」

ばふちん「例えば?」

や「個人的に『週刊少年ジャンプ』からのアニメ化作品について調べていたんだよ」

ば「ほぉ」

や「『侍ジャイアンツ』の放映終了から、『Dr.スランプ アラレちゃん』の放映開始まで、7年も空いてるんだよね」

ば「それが?」

や「『サーキットの狼』とか、アニメ化したら受けそうな漫画もいろいろありそうだったと思うんだけど、編集部はアニメ化……いまの言葉で言えば『メディアミックス』かな……とにかく自分のところの漫画作品を外部に売り渡すのに慎重だったらしい」

ば「なんで?」

や「Wikipediaを丸々引用しちゃうけど……

最初期を除く1970年代までのジャンプ編集部は、作品をテレビアニメで無料放送すると、読者が満足して雑誌・単行本が売れなくなると懸念していた

wikipedia週刊少年ジャンプ」の項目より。2016年7月12日閲覧)

 現在の俺たちは、作品がTVアニメになると、逆に原作に興味を持つのが普通なんだけどね」

ば「そうだな。アニメを観て買った漫画、いろいろあるもんな」

や「でも、『Dr.スランプ アラレちゃん』以前の編集部は、いまさっき引用したような考え方だった。

 それが、『アラレ』が爆発的な人気番組になり、相乗効果で単行本その他関連商品がバカ売れしたために、考え方を180度転換するようになった、と」

ば「なぁ、『ジュニア朝日年鑑』って覚えてるか?」

や「小学校の図書室に置いてあるやつか?」

ば「そう。小学校時代、休憩時間、校庭で遊ばないで、そればっかり読んでた」

や「なかなか悲惨な過去だな……」

ば「俺にとってはいい思い出だけどね。

 それでね、『ジュニア朝日年鑑』の前身が『少年朝日年鑑』なわけですよ」

や「はぁ」

ば「アニメブームの影響なのか、80年代前半の『少年朝日年鑑』には、けっこうアニメ関連記事が乗っていたんですよ。『ガンダム』とか、『ナウシカ』とか」

や「その年の世相を反映した内容になるわけだからな」

ば「で、たぶん81年度の『少年朝日年鑑』だったと思うんだけど、『Dr.スランプ アラレちゃん』が『社会現象になっている』という内容の記事が載っていたと思うんですよ」

 

朝日ジュニア学習年鑑 2016

朝日ジュニア学習年鑑 2016

 

 ※現在は『朝日ジュニア学習年鑑』として刊行中

 

や「まぁ、『お化け番組』だったからな……視聴率36%とか、今のテレビアニメじゃ考えられないからな。

 話を戻すと、そのアニメが『どういった経緯でアニメ化に至ったか』を考えるのって、めちゃんこ大切だし、飽きが来ないと思うのです。

 それは、結局のところ、『企画』を考えることにつながってくるわけですが」

 

ば「『ToHeart』は、どういった経緯でアニメ化されたのさ」

や「それはお前のほうが詳しいだろ……。全話観てるんだから」

ば「ちょっと待って、ググってくる」

や「……(;・∀・)」

 

~10分後~

 

や「あ、ばふちんが帰ってきた」

ば「結局wikipedia先生に頼っちゃったけどさ。

 あのさ、『ToHeart』って、エロゲ原作だと間違われることが多いよね」

や「いや、それは半分合ってて半分間違ってるんじゃないのか、『ToHeart』の原作の原作はLeafエロゲーでしょ」

ば「まぁ、そうなんだけど。

 いちおう原作:AQUAPLUSという建前なんだから、プレステ版(全年齢)のアニメ化作品と見ても支障ないと思うんですよ」

や「そうねぇ……」

ば「一言で言えば、これはプレステ版(全年齢)の販促アニメです。放映時期的にプレステ版が発売された直後の放映なんだから。オープニングテーマと声優も一緒だし」

や「高橋ナオヒトと千羽由利子がどこかで怒っているような気がするが……」

ば「(・∀・)えっ?」

や「いや、流石に鈍感すぎんだろ、お前……」

ば「まぁ商業的な意図が絡んでいるのは確実だよ」

や「そうなんだけどさ、『企画意図』っていうものには、制作者側の想いというか、そういったものがもう少し詰め込まれている気がするんだよね」

ば「やこぶそんはロマン派だなあ」

や「今回は珍しくロマン派だわ」