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願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

ライスシャワーとサイレンススズカ、きさらぎ賞を踏まえ現3歳牡馬戦線を考える

ライスシャワー「サトノダイヤモンドはストライドの重心が低く、チーターのような走りをする」

サイレンススズカ「脚の回転に着目すると、なんだか『いびつ』で危なっかしい走り方に見えるんですけどね。オルフェーヴルのような完成されたピッチ走法の対極です。かといって親父のディープインパクトのように豪快に地面を踏み込む感じもない。鞭も一発入っているし--」

ライス「ススズ君は、世間が騒ぐほどの怪物ではないと言いたいのか」

ススズ「それでも『春のクラシックで馬券の軸からは外せない』という奇妙な予感があります。ライスさんが指摘するように重心が低い走りだからかなあ。ゴールドシップ君に散々首が高い走法を眼に焼き付けさせられた反動かもしれない」

ライス「時計(1.46.9)についてはどう思う」

ススズ「前半の1000メートルが1分を切ったのが大きいです。正直、あまり価値を認めません」

ライス「たしかに、今回(きさらぎ賞)で当たった相手との勝負付けは済んでいるが、リオンディーズとはまだ対戦していない」

ススズ「サトノダイヤモンドとリオンディーズとハートレーはまだ一回も対戦していません。ロードクエストの新潟2歳Sのときの騒ぎが何だったのか? と思わせるくらい、次から次へと高いパフォーマンスを魅せつける牡馬が出てきています。今年の3歳のレベルは高いように思います」

ライス「ここまで役者が揃っているのは、2010年クラシック世代まで遡らないと無い気がする」

ススズ「ただあの時はディープ産駒がいませんでした。しかもダービーのどっちらけ感がすごかった。エイシンフラッシュはただのKYみたいに一時は思われていたんじゃないかな。京成杯僅差勝ちしか実績がなかったんだから」

ライス「とにかく、サトノダイヤモンド・リオンディーズ・ハートレーが一緒に戦わないとわからない。ハートレーも今週の共同通信杯で馬脚をあらわす可能性は十分にある」

ススズ「リオンディーズは?」

ライス「化物だと思う」

ススズ「同感です。簡単には崩れないと思う」

ライス「でもススズ君はさっき『サトノダイヤモンドは春クラシックで馬券の軸からは外せない予感がする』と言った」

ススズ「矛盾してますね」

ライス「それが競馬なんだ。

 ずいぶん古い話だが、アサカオータケシバオー・マーチスが『3強』と呼ばれていたダービーの勝ち馬はタニノハローモアだった。1角が崩れる可能性は否定できない」

ススズ「『展開』という要素が絡んできますからね。キズナの年はアポロソニックが空気を読まなかった。ワンアンドオンリーの年はマイネルフロストが空気を読まなかった。ただこの2頭は3着止まりでしたが--」

ライス「マヤノトップガンサクラローレルマーベラスサンデー天皇賞・春ウオッカダイワスカーレットディープスカイ天皇賞・秋、そのほかにも、3強で馬券圏内を占めた例はたくさんある。

 そういった例を根拠に『3強は崩れない』というセオリーを頑なに信じる人もいるが、もっと柔軟に考えなければならないと思う」

ススズ「悔しかったら48年前のタニノハローモアまで調べてみろ、って話ですね。

 でもライスさんも、ブルボンさん*1が圧勝したダービーで、マヤノペトリュースさんとの馬連を大量に紙クズにしたじゃないですか*2

ライス「( ゚∀゚)・∵. グハッ!!」

*1:ミホノブルボン。1992年の皐月賞馬・ダービー馬。三冠を賭けて挑んだ菊花賞ライスシャワーに敗れた。

*2:16番人気2着。