願いがいつか叶うまで

ひとりじゃない

ライスシャワーとサイレンススズカ、東京新聞杯を回顧する

天国のライスシャワー君とサイレンススズカ君が、日曜の重賞の回顧をしていました。

 

ライスシャワー「浜中くん*1大丈夫かなあ」

サイレンススズカ「『左橈骨遠位端骨折』という症状名がわかりづらいですね。すぐに復帰できればいいのですが。

 ダッシングブレイズは、『最後の直線コースで、先行馬を追い抜こうとした際に内柵に接触し、騎手がバランスをくずして落馬したため競走を中止』した、とJRA公式ホームページには書いてありました」

ライス「よし、パトロールビデオをもう一度観てみよう」

× × ×

ライス「(´ヘ`;)ウーム…」

ススズ「分かりにくいですね」

ライス「と言うより、微妙、だよね」

ススズ「ダッシングブレイズと浜中が追い抜こうとした『先行馬』って、おそらくエキストラエンド(2着)のことですよね」

ライス「だろうね、背後からのパトロールビデオを観ると確信できる」

ススズ「浜中に罰金が課されたので、裁決委員は浜中の自己責任と判断したようですが、レース直後は『岩田*2が悪いんじゃないか』という声も多く上がりました」

ライス「エキストラエンドの隣の、一頭分ほど開いたスペースにダッシングブレイズが突っ込んでいった。岩田の不可抗力であるかどうかは判断が難しい」

ススズ「最近ぼくは競輪もたまに観るんですが、けっこうな頻度で審議になるんです。高いタワーみたいなところに審判員が立っていて、審議が生じると赤い旗を上げます。

 それで、審判放送が、着順が確定する前に入るんですが、お咎め無し、という割合が存外多い気がします。

 審議対象選手が失格にならない場合、『複数の選手のわずかな間隔がなんちゃら~』という長い説明を受けます」

ライス「競輪観ないからわからないけど、要するに、今回の事象が『競輪の審議に近い』ってことを、ススズ君は言いたいわけね。

 おれは生前関東馬だったから良く記憶してるんだけど、柴田政人*3先生だったかな? 彼か誰かが、『内ラチ沿いは一頭分空ける』っていう暗黙のルールを作ったはずだ。

 そういう暗黙のルールが風化したツケが、今回の事故を引き起こしたのかもしれない。

 でも微妙だよこれは。強いていうなら浜中の自爆」

 

ライス「それにしてもスマートレイアーが逃げるとは……」

ススズ「僕はトーセンスターダムを軸に馬券を買っていたのですが、3ハロン*4の通過タイムを観て即座に馬券を破り捨てました」

ライス「出遅れて、大外をぶん回すんだもんね。スローペースで追い込み馬が消える典型的なパティーンだよ」

ススズ「僕も迂闊でした。京都金杯でまったくレースをしていなかったので狙ったのですが、枠順が出る前に買う馬券を確定させてしまいました。京都金杯は8枠16番、今回は7枠12番で、馬場が京都金杯よりもさらにインコースを通る馬有利になっていたので、枠順が出た時点で、負けが8割確定していました」

ライス「トーセンスターダムは、出遅れグセがついてしまったように思う。マルカシェンクペルーサルーラーシップ(いずれも出遅れの代名詞)みたいにならなきゃいいんだけど。

 でもねえ、僕は、府中(東京競馬場)の芝がずっとインコースが伸びる仕様だからって、それを悲観的に捉えすぎるのもどうかと思うよ。

 そういう馬場ならそういう馬場に合わせた馬券を組み立てればいいんだし、存外観ていて面白くもあるんだよね。

 俺は現役時代、ケガで休んでいて、ビワハヤヒデが負けた天皇賞*5は見学だったんだけど、今見返すと、結構面白いレースなんだよね」

ススズ「当時の府中の芝はインコースが伸びていたんですか」

ライス「よく覚えてないけど、勝ったネーハイシーザーはインコースを通っていたよ」

ススズ「(レースVTRを観て)うーん、これが『面白いレース』ですか……」

ライス「まぁ俺はビワハヤヒデに一度も先着したことがないから偉そうなことは言えないけど、不謹慎ながら、ビワハヤヒデが失速したのが、『レースを面白くした』というか」

ススズ「しかし、2着のセキテイリュウオーに乗っていた騎手*6は、今年未勝利どころか、2着もまだ無いんですか……(´・ω・`)」

*1:浜中俊(はまなかすぐる)。JRA栗東トレーニングセンターの騎手。

*2:岩田康誠(いわたやすなり)。JRA栗東トレーニングセンターの騎手。元兵庫県競馬所属。このレースでエキストラエンドに騎乗していた。

*3:柴田政人(しばたまさと)。元騎手。ウイニングチケット日本ダービーを勝つなど、現役生活晩年まで、同期の岡部幸雄とともに関東のトップジョッキーだった。現在はJRA美浦トレーニングセンターの調教師。

*4:スタートから約600メートル

*5:1994年天皇賞・秋のこと。勝ち馬はネーハイシーザー。当時の最強馬であったビワハヤヒデは初めて馬券圏内を外し5着、レース後に故障が判明し引退した。

*6:田中勝春(たなかかつはる)のこと。JRA美浦トレーニングセンター所属。